こんにちは。
今回は簿記3級のおすすめテキストと問題集の紹介です。
2022年2月に簿記3級を受験し無事合格できたときの体験をもとに書いていきます。
私は滝澤ななみさんの「簿記の教科書」「簿記の問題集」を使って勉強しました。
短期間での勉強で合格できたのもこの教材のおかげだと思っています。
そこで、実際に使って感じたことをまとめていきたいと思います。
- みんなが欲しかった簿記の教科書ってどんな内容?
- 問題数やページ数はどれくらい?
- 独学での勉強法は?
- もっと問題を解きたいときは?
- 簿記の教科書がわかりにくいと感じたら?
などを書いています。
2022年2月28日発売の第10版が最新のものです。2021年度以降の新形式に合ったものを選びましょう。中古書籍には注意してください。
みんなが欲しかった簿記の教科書日商3級の内容・目次
各章の内容・目次
全396ページで13章構成です
※基本問題の数は第9版をもとにしています。章の構成・テーマ・セクション数ともに第9版と同じなので、問題数にも大きな変化はないと思います。
大問数は63問で後半になるにつれて1問1問の難易度が上がってきます。
特にチャプター7以降は1問解くだけでも時間がかかります。
まずは、これらの問題を完璧にすることを目指して勉強しましょう。
また、問題によっては専用の解答用紙を使います。
テキストの最後についていますし、こちらからもダウンロードできます。
最後の13章は参考ですが必ず読んでおきましょう。
kindleや電子書籍はあるの?
簿記の教科書の電子版はありません。(2022年2月現在)
ですが、kindleには簿記関連の書籍がたくさんあります。
Kindle Unlimited会員であれば読み放題です。
簿記の教科書3級の口コミ・ネットの評判
高評価の口コミ・評判
・簿記は未知の世界だったけど、とっつきやすく合格できた。
・初心者にもめちゃめちゃ分かりやすかった。
やはり簿記の教科書というだけあって高評価を獲得しています。
私もわかりやすさでは十分だと思います。
「丁寧に読み込んでいくためのテキスト」という口コミもあったので、
勉強の質が問われるところだと思います。
低評価の口コミ・評判
・解説がわかりにくい、小難しい
・説明が不十分
解説が分かりにくい理由の一つは文章が多いからだと思います。
このテキストは言葉の定義が書かれています。
なので、どうしても文章が堅苦しく感じるかもしれません。
文章を読み解く力もある程度は要求されると思います。
イラストの方が分かりやすいという方はイメージで攻略のほうが向いているかもしれません。
簿記の教科書を実際に使ってみた感想
良かった点
簿記でおこなう全体像を先に紹介してくれているので、
何を勉強しているのかわかりやすいかったでですね。
言葉の定義をきっちり書いてくれているのが自分には合っていました。
堅苦しいと感じる表現もありましたが、それを解読することでより理解が深ります。
また、文章が簡潔に書かれているので、見直しもしやすいです。
難しかった点
簿記の教科書の後半の内容は、補助簿や精算表、決算整理、財務諸表です。
ややこしい内容なのですが解説はあっさりしているように感じました。
ですが、図解が丁寧にされているので理解する助けになりました。
全体的に感じたこと
個人的にはわかりやすいテキストだと思います。
もちろん一回で理解できることは少なかったですが、
何回も戻ったり、繰り返し問題を解いたりして定着させることができました。
今度は簿記の教科書を使って日商2級を目指そうと思います。
簿記の教科書3級はどんな人に向いているの?
- イラストより文章で理解したい人
- 3周する根気がある人
- 調べ学習ができる人
イラストより文章・図解で理解したい人
すでに書いたように文章での説明がきっちり書かれています。
その説明と図を照らし合わせて理解する作業ができる人向けです。
文章と図を何度も見比べながら勉強できるかがポイントです。
ちなみに図解はポップな感じで書かれています。
時間をかけてでも「そういうことか!」と理解できた日はぐっすり寝られます。(笑)
3周する根気がある人
簿記の教科書の冒頭では「最低2周しましょう」と書かれています。
ですから、1回読んでわからなくても気に病む必要はありません。
仮に1回目で理解できたとしても定着させるためには2回以上読む必要があります。
時間がかかりそですが、不得意なところにしぼって2回目、3回目と読み込むと、
回数を重ねるごとに復習する分量も時間も少なくなってきます。
そういった勉強ができる人向けのテキストです。
調べ学習ができる人
勉強において自分で調べるのは当たり前のことですね。
調べるというのはネット検索だけでなく本を見返すことも含まれます。
特に7章以降ではそれまでの内容を理解していないと解けないので、何度も戻ります。
理解するための手間を惜しまない人向けのテキストです。
独学での勉強方法
- 余白に書き込む
- 絶対に仕訳を書く
- 意味で用語を覚える
余白に書き込む
「疑問に思ったこと」「わかったこと」「見返したページ」を書き込みました。
言葉にして書き込むことが大切です。
どうやって言葉にしようかと考えているときに疑問が解決することもあります。
そういうときも「〇〇だと思っていたけど△△だった」と書きます。
こうすることで記憶に残りやすくなります。
また、ノートに書きとるより早いですし、見返した時にわかりやすいです。
絶対に仕訳を書く
総勘定元帳や精算表はややこしいですが、すべて仕訳をもとに書かれます。
仕訳ができていないと問題が解けません。
私の勉強期間は2週間でしたがボールペン1本消費するくらい書きました。
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意味で用語を覚える
未払金と未収金、前払金と前受金、仮払と仮受などややこしいですが、
必ず意味で覚えるようにします。
商品を受け取る「前」に「払」っているから「前払」で、
のちに商品を受け取る権利が発生するので資産になる
など、自分なりに言葉にすることがおススメです。
もっと問題演習したいなら
- みんなが欲しかった 簿記の問題集 日商3級
- 合格トレーニング 日商簿記3級
簿記の問題集 日商3級
簿記3級の試験では大問が3つ出題されます。
それぞれの大問別に演習ができるテキストです。
また模擬試験が3回ついてます。
特に第2問は問題の種類が多いので3回とも解いた方が安心です。
模擬試験の1回分をネットで行うことができるので本番の感覚をつかめます。
日商簿記3級だれでも解ける過去問題集
このテキストも簿記の問題集と同じく大問別練習と模擬試験が3回あります。
どんなテキストでもいいので模擬試験はやっておきましょう。
簿記の教科書がわかりにくいと感じたら
- 専用のDVD教材で解説を見る
- YouTubeの動画で学習する
- 他のテキストを探す
- 簿記初級から始める
専用のDVD教材で解説を見る
簿記の教科書には専用の解説DVDがあります。
しかし、最新(2022年2月)の第10版に対応したものはまだ発売されていません。
第9版の時は書籍の2カ月遅れでDVDが発売されているので、
第10版のDVDは2022年4月ごろだと思います。
YouTubeの動画で学習する
簿記3級の解説動画ではふくしままさゆきさんが有名です。
この動画と簿記の教科書をセットで学習する人もいるみたいです。
また、Kindle Unlimitedで書籍もあります。
他のテキストを探す
どうしてもわからない場合はテキストを変更しましょう。
いくら評判が良くても合わないものもありますし、
逆に評判が最低でもわかりやすく感じるものもあります。
「これだ!」と思える教材を見つけられると合格に近づきますし、
今後勉強するときの教材選びで自分なりの基準を持つことができます。
簿記初級から始める
いろんな教材や動画を見てもわからない場合は簿記初級から始めましょう。
思い切って挑戦するレベルを変えることも手段の一つです。
社会人であれば簿記で出てくる用語ともなじみがありますが、
学生だとイメージしずらいかもしれません。
あせらずに一つ一つクリアしたほうがモチベーションも保てます。
まとめ
- 言葉の定義を理解できる
- 豊富な図解でわかりやすい
- 問題集やDVDと合わせて学習できる
今回はみんなが欲しかった簿記の教科書 日商3級についてまとめました。
私自身、わかりやすいと思って最後まで勉強することができたので紹介しています。
口コミや評判も大切ですが、自分に合っているかは勉強を始めてみないとわかりません。
最初は分かりにくいと思っていても読み進めるうちに発見があるかもしれません。
思い切って勉強を始めてみましょう。
簿記3級の受験を考えている人の参考になれば幸いです。
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