【独学】日商簿記3級に2週間で合格するまでにやったこと(勉強時間・方法・教材など)

社会人向けの資格の入門としても有名な日商簿記3級をこの前受験してきました。

勉強を始めてから2週間程度で受験しましたが無事合格することができました。

そこで私が行った簿記3級の勉強についてまとめていきたいと思います。

  • 独学に必要な勉強時間は?
  • どんな教材を使ったの?
  • 過去問はどこにある?

などの疑問を解決していきましょう。

簿記3級を勉強する前の状態

  • 借方と貸方は知っている
  • 勘定科目も何となく聞いたことはある
  • 決算整理があるのは知っているができない

私は「にわか」程度に簿記の知識がある状態からスタートしました。

資産・負債・費用・収益に分けるとか、勘定科目で仕分けるとかは知っていましたが、

減価償却や貸倒引当金の計算、精算表のつくり方なんて全く知りませんでした。

簿記の教科書をつかって勉強したのですが、4~13章の内容は初見の状態でした。

おそらく受験を考えているひとも同じようなレベルからのスタートだと思います。

それに、社会人経験があれば「売上」や「仕入」「税金」などはイメージしやすいので、

資格の中でもハードルは低く感じました。

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簿記3級の独学開始!

  • 勉強期間は2週間
  • 電卓とテキストを用意!
    • 「簿記の教科書」「簿記の問題集」がわかりやすい!

勉強期間は2週間

簿記3級の勉強期間の目安は1週間~1か月です。

時間にすると約100時間と言われています。

私は2週間毎日1~2時間ほど勉強しました。大体20~30時間程度です。

資産・負債・費用・収益の区分と仕分けを徹底して進めたのが合っていたと思います。

暗記ではなく考えながら進めるので、最初は時間がかかりますが後半はサクサクできました。

電卓とテキストを用意!

実際に使った電卓

以前に統計検定2級を受験したときに使ったものを再利用しました。

今回簿記3級を受験した理由の半分は、この電卓を活用するためでもあります。(笑)

こういう資格試験の機会がないと電卓って使わないですよね~。

機能面では12桁の電卓が安心です。

あえて言うなら「000」キーがあってもよかったかなくらいですね。

「000」キーがついているタイプはそんなに種類がないみたいです。

すでに使い慣れた電卓を持っているのであれば必要ありませんが、

新しいものにするときは早めに準備して普段の勉強から使い慣れておきましょう。

「簿記の教科書」がわかりやすい

今回、2週間で受験できたのはこのテキストのおかげだと思います。

簿記でやることの全体像から説明してくれているのが良かったですし、

言葉の定義をしっかり書いてくれていてわかりやすかったです

ただ、後半になるにつれて説明があっさり書かれているのは困りました。

まず、最初の1週間でこのテキストを仕上げました。

各章の問題の解いて、間違えたとこは日をあけて2回目をするだけです。

最後の13章は参考となっていますが、必ずやりましょう。

解答用紙のダウンロードができるのでipadなどを持っていればはかどります。

簿記の教科書を実際に使って勉強した感想は以下の記事でまとめます。

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「簿記の教科書」と「簿記の問題集」の3級は2022年2月26日発売の第10版が最新です。2021年度以降は範囲が変わっているので古本には注意してください。

「簿記の問題集」で出題パターンを網羅

簿記の教科書が終わったら問題集の出番です。

実際の試験の問題構成をもとに対策ができます。

模擬試験も3回分ついているので安心です。

正直なところ、3回目の模擬試験をサボってしまいました。

受験した後に問題を確認して後悔です。(´;ω;`)

ネット試験なのでどんな問題が出たとかは詳しくは言えませんが、そういうことです。

簿記3級の過去問はどこ?

  • 2021年度以降の過去問を使おう。
  • サンプル問題や予想問題を活用しよう。

2021年度以降の過去問を使おう。

簿記検定は2021年度以降に大きく変わっています

3級でも出題範囲が縮小されたり、試験時間が120分から60分に短縮されたりしています。

なので古い問題形式には注意してください。

以下の本は新形式に対応しています。

サンプル問題や予想問題を活用しよう

実際の問題形式で練習する場合はサンプル問題や予想問題が効果的です。

先ほど紹介した「簿記の問題集」にも模擬試験が3回分ついるので十分ですが、

もっと練習したい人は以下のサイトを参考にしてみましょう。

各サイトに1個問題が載っています。

全ての試験で満点が取れるまで繰り返し練習すれば安心して試験にいどめますね。

また、受験までに余裕があるなら予想問題も効果的です。

私が使った「簿記の教科書」や「簿記の問題集」と同じ著者の問題集もあります。

下の本は2022年3月28日発売なので、それまでに基礎を固めておけると安心ですね。

勉強するときに意識したこと

  • 言葉の定義(意味)を確認すること
  • 必ず復習すること
  • 問題文の情報を整理してから解くこと

言葉の定義(意味)を確認すること

例えば「入金」「出金」と聞くと「銀行口座にお金を出し入れすること」

と考えていましたが、簿記では「現金が増えること・減ること」を言います。

つまり、銀行口座は関係ないということです。

このように普段は何となく使っている言葉の定義を再確認する必要があります。

大変そうに感じますが、逆を言えば言葉の定義がはっきりしているので、

その定義にのっとって考えると正解にたどり着けますし、

定義をもとに考えることで暗記する量を減らすこともできます。

必ず復習すること

勉強において復習することは当たり前ですね。

復習の回数は個人差はありますが、1回で覚えられることはまずありません。

人間が記憶を定着させるためには復習・反復しかないということです。

ただ、繰り返すにしても全部やり直すと時間がかかるので、

間違えた問題のみ繰り返すようにしました。

実際にやってみると意外と覚えているもので、

「こうやって考えていたから間違えたんだな」と思えるようになりました。

問題を解けないということは必ずどこかで認識を間違えているので、

それを見つけられるまで繰り返すことが大切ですね。

問題文の情報を整理してから解くこと

簿記ではお金が「いつ」「どいういう目的で」「入った・出ていった」のか

を考えながら解くことが大切です。

いきなり計算に入るのではなく、まずは問題文の情報を時系列に整理してみましょう。

備品や建物の減価償却などは決算をまたぐのでややこしいですが、

ひとつひとつ整理していけば必ず解けます。

整理するときは図を描くことが分かりやすいでしょう。

私は「簿記の教科書」に出てくる図を真似して書いていました。

まとめ

今回は簿記3級で勉強したことをまとめました。

勉強を始める前の知識やかかる期間は人によって異なると思いますが、

できないところ繰り返してできるようにすることは全員に共通することです。

3級に合格できたので2級につなげていきたいと思います。

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