初心者にとって環境開発は大変に感じてします。そこで今回は無料で手軽にプログラミングができるサイトを2つ紹介します。
- 試しにコードを書いてみたい
- パソコンの性能が良くない
- プログラミングの勉強を始めたい
どれかに当てはまる人にはおすすめです。
無料&環境構築なしでPythonを使えるサイト2つ
1.paiza.io
以下のURLから使用できます。
このサイトではPython以外の言語も使うことができます。画面左上の緑色のボタンをクリックして使用したい言語を設定するだけです。
このサイトではPython以外にも20以上もの言語を試すことができます。もし他のプログラミングを試してみたくなっても問題なく使用できます。
また、paizaにはプログラミングの有料講座もあるので、複数の言語を受講することができます。
数は少ないですが無料講座もあるので気になる方は試してみてはいかがでしょうか?
この度、paiza(プログラミング学習サイト)で有料会員として受講してみたのでそのとき感じたメリット・デメリットを紹介します。無料会員に関係する話も出てきます。 この記事の情報は2020年6月のものです。 今回、受講した講座 […]
2.Google Colaboratory(コラボラトリ)
Googleアカウントを持っていれば使える環境です。
機械学習まで対応していたり、様々なライブラリを使えたり初心者には豊富すぎる機能です。
以下の画像のように入力したコードのすぐ下に実行結果が表示されます。
コードも編集可能なのでIDLEより便利なのは間違いなしです。
このような形式を対話(インタラクティブ)形式といいます。
プログラム次第ではきれいなグラフも表示できちゃいます。
環境構築なしで使うメリット&デメリット
環境開発をせずにプログラミングのコードをかけるのはとてもラクです。では具体的にどういったところが楽なのかを見ていきましょう。
また、メリットだけではなく注意点も紹介します。
メリット
- パソコンの性能によらない
- インストール不要
- いきなりコードをかける
1.パソコンの性能によらない
今回紹介したサイトでコードを打ち込んで実行するときは、自分のパソコンが処理をしているわけではありません。
paizaやGoogleのサーバーが代わりに処理をしていくれます。
もちろん、企業のサーバーなので個人が持っているパソコンに比べると処理能力も高いです。
ネットにさえつながるパソコンであればどんな性能でも大丈夫です。
2.インストール不要
Pythonを自分のパソコン(ローカル環境)で使うときはパッケージをインストールする必要があります。
ですが、ネット上で使えるpaizaとコラボラトリはその必要がありません。
もちろん、今回のタイトルに「環境開発なし」とあるので、ここまでは当然ですが、さらにほかのパッケージもインストールする必要がないんです。
まだPythonを触ったことがない人は「パッケージ?」だと思いますので解説します。
プログラミングといっても様々な用途があります。データを分析したり、機械学習をしたり、数学の問題を解いたりなどです。
全てのプログラマーが今あげたような目的を持っているわけではありません。数学だけしたい人もいれば、データ分析だけしたい人もいます。
そういった要求にこたえるために、目的ごとに作られたプログラムの集まりがパッケージです。
データ分析ならPandas、数学ならSympy、機械学習ならTensorFlowというように役割に応じたパッケージが用意されています。
ローカル環境であれば必要なものを手動でインストールする必要があるのですが、ネット上だとすでにインストールされている環境が整っているので、その必要はありません。
一言で言えば「手間が減る」ということです。
パッケージのことをライブラリと読んだりモジュールと読んだりすることがあります。モジュールがファイルを指し、その集まりをパッケージやライブラリと呼びます。
個人的にはモジュール→パッケージ→ライブラリの順にプログラムがだんだん大きくなっていくイメージです。
3.いきなりコードをかける
初心者のときはコードを書くことがとても重要です。本やサイトでコードを見て「なるほど」と理解できたと思ってもとにかく書くことが大切です。
その理由は
- 関数名や使い方を覚えられる
- エラーに遭遇できる
一つ目は当たり前ですね。わざわざ暗記しなくても使っていれば覚えられます。
2つ目はあまり気が進まないかもしれないですが大切なことです。プログラミングを進めると大量のエラーが出ます。
ピリオド一つの違いでビービー鳴ります。融通が利かないパソコンですが、それに向き合っていく必要があります。
たくさんのエラーに触れることで、対処法も身に着けることができますし、自分がミスする傾向をつかめると次のコーディングに生かせますね。
コラボラトリではクリック一つでエラーをネット検索できます。コピペしなくていいのは便利ですね。
デメリット
- 保存場所に注意
- 使えないパッケージもある
1.保存場所に注意
自分のパソコン上(ローカル環境)で行っていればファイルに保存すればいいのですが、ネット上だと勝手が違います。
paizaはコードの保存はできますがアカウント登録が必要だったり、コラボラトリはそもそもGoogleアカウントが必要だったりします。
Gitに連携できるそうですが初心者ならコラボラトリをおススメします。
理由はGoogleDriveを使えるからです。特に難しい設定なしで保存できるので、「お試しで使ってみたい」とか「本のコードを入力して挙動を確かめたい」とかなら十分ですね。
ただし、プログラマーに就職&転職を考えているのであればGitは使えるようになっておいた方がいいでしょう。
1.使えないパッケージもある
メリットで「パッケージはすでにインストールされている」と書きましたが、「”すべて”インストールされている」わけではありません。
中には使えないパッケージもあります。
ですが、有名なもの人気なものはほぼ問題なく使えます。
特殊なものを使おうとしない限りきにしなくてOKです。
環境構築はできるように!
環境構築は難しくない
今回は手軽に使える2つの環境を紹介しましたが、らくだからと言ってサイトに頼りきりになるのはお勧めできません。
最初は難しく感じるかもしれませんが、ある程度慣れてきたら環境開発してみましょう。
「できない」のと「しない」は違います。
プロでもサイトを使っている人はいますが、それはメリットを考えてのことです。「環境を整えるのがめんどくさいから」という理由だけではありません。
脱初心者の第一歩として避けては通れないという意識を持つことをおススメします。
まとめ
いかがでしたか?
今回は無料で手軽に使えるサイトを2つ紹介しました。
特にパソコンの性能によらない点はとても大きいメリットですね。ネットさえつながればどこでもプログラミングできちゃいます。
プログラミングを始めることのハードルが高く感じている人がいましたら、ぜひ使ってみてください。
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