Pythonのプログラミングを勉強すると最初に習うのがprint関数だと思います。おそらく「Hello World!」と出力した人も多いのではないでしょうか？
今回はそんなprint関数の基本的な使い方から、end、sepなどのオプション引数の使い方も解説します。
プログラミングの勉強での山場の一つであるPythonの関数の解説をしていきます。引数・戻り値の解説から組み込み関数一覧まで紹介しています。 関数とは？ 関数とは入力値を処理してある値を出力する装置のことを言います。ブラックボッ[…]
print関数とは
人が読めるように文字を出力することができます。以下のように文字列ならクォートで囲みます。数値は計算された値が出力されます。
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 |
print('Hello World!') #出力結果 Hello World! print(5) #出力結果 5 print(5 + 2) #出力結果 7 print('Hello') print(''World') #出力結果 Hello World |
print関数は1行ずつ表示されます。なので、一番最後の例のように2つ使うと自動的に改行されます。
print関数の使い方
カンマ区切り
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 |
print('a', 'b', 'c') #出力結果 a b c print('Hello', '5', 6) #出力結果 Hello 5 6 |
カンマで区切ると出力結果はスペースで区切られています。
複数行で書く
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 |
print("""長い文を 改行しながら 書ける""") #出力結果 長い文を 改行しながら 書ける print("""長い文を 改行しながら 書ける""") #出力結果 長い文を 改行しながら 書ける |
3連クォートで一つのprint関数で改行させることができます。スぺ―スも結果に反映されるので注意しましょう。
バックスラッシュ（￥マーク）
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 |
print('Hello World!') #出力結果 Hello World! print\ ('Hello World!') #出力結果 Hello World! |
windowsではバックスラッシュではなく「￥」を使います。このよう書くと出力したい文字列を次の行に書けます。
もちろん￥を使わずに書いても同じ結果になります。
改行しない（end）
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 |
#スペースなし print('Hello', end='') print('World!') #出力結果 HelloWorld! #スペースあり print('Hello', end=' ') print('World!') #出力結果 Hello World! #カンマ区切り print('Hello', end=',') print('World!') #出力結果 Hello,World! #カンマ区切り＆複数 print('Hello Hello', 'Hello', end=',') print('World!') #出力結果 Hello Hello Hello,World! |
「end」を使うと改行せずに書くことができます。また、「end=」で文字列を指定すると、その文字列をその行の最後に出力してくれます。上の例ではスぺ―スやカンマで試しています。
「end」を使う場合はその行の最後に出力されます。下の「sep」とは異なります。
区切り文字を変える（sep）
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 |
print('a', 'b', 'c', sep='→') #出力結果 a→b→c print('Hello Hello', 'World', sep='→') #出力結果 Hello Hello→World |
「sep」を使うと指定した文字列で区切ってくれます。「sep」はセパレートのことですね。print関数にカンマ区切りで渡した引数の間に指定した文字列を表示します。
代入する（format）
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 |
for i in range(5): print('{}回目のループ'.format(i)) #出力結果 0回目のループ 1回目のループ 2回目のループ 3回目のループ 4回目のループ for i in range(2): for j in range(3): print('i={}, i={}'.format(i, j)) #出力結果 i=0, i=0 i=0, i=1 i=0, i=2 i=1, i=0 i=1, i=1 i=1, i=2 |
「.format」を使うことで{}内に変数を代入することができます。出力結果で数値が変化していることが分かります。
2つ変数を変化させたい場合は2つ目のように順番通りに書くとそれぞれi,jの値を変えることができます。
print関数の引数について
print関数は引数を出力する関数です。なので、どんな値を出力するのかは必ず必要です。これを必須引数と言います。
それに対して、「end」「sep」は必ず必要ではありません。改行したくないときや区切り文字を変えたいときに使えばいい引数なので、オプション引数と言われます。
関数の引数は重要ですから、興味がある方は以下の記事を参考にしてください。
Pythonで関数の定義を行うと気に欠かせないのが引数です。単に関数の入力値と言ってもデフォルト値を持つものや持たないもの、そもそも引数がない関数などもあります。 今回はこう言った引数の基本的な内容を解説していきます。もし、「そもそ[…]
まとめ
今回はprint関数を見ていきました、改行やセパレート、formatは便利ですから覚えておきましょう。
自分でもコードを打ってどのような挙動になるのかを確かめてください。参考になれば幸いです。
プログラミング言語のなかでも人気の高いPythonを学習する教材を紹介します。 最近ではプログラミングスククールがたくさんあるので迷うと思います。 ですが、まずは無料教材から始めてみましょう。苦労した分だけ力がつきます。 […]