Pythonのリストに使えるメソッド11個「追加・削除・ソート」

Pythonのコンテナの一つであるリストに関して詳しく見ていきましょう。リストを自由に操作するためのメソッド11個の使い方を解説します。

メソッドとは?

メソッドとはあるデータ型専用の関数のことです。なので、以下で紹介してるメソッドはリスト型以外のデータには使えません。

もちろん、ほかのタプル型や辞書型にもメソッドがあります。

メソッドを使うときは「リスト.メソッド()」のようにドット(.)でつなげて書きます。

リストのメソッド一覧

追加

append

  • 「リスト.append(要素)」と書きカッコ内の要素が末尾に追加される
  • どんなデータ型でも追加できる
  • 複数の要素は追加できない

以下のようにリストの中にリストを追加することもできます。

extend

  • 「リスト.extend(イテラブル)」と書く
  • イテラブルのすべての要素をリストに追加できます。
    • リストやタプルの要素を追加できる

イテラブルとは反復可能という意味。リストやタプル、range関数などfor文でループさせることができるものだと思っておけばOK

insert

  • 「リスト.insert(インデックス, 要素)」と書く
  • 指定したインデックスの位置に要素が挿入される
  • リストの長さを超える場合は末尾に追加される

削除

remove

  • 「リスト.remove(要素)」と書く
  • 指定した要素を削除
  • リストに含まれていない要素のときは「ValueError」になる

pop

  • 「リスト.pop(インデックス)」と書く
  • 指定したインデックスの要素を削除
  • リストの長さを超える場合は「IndexError」になる

clear

  • リストの中身をすべて空にします。
  • 「リスト.clear()」と書く

ソート(並べ替え)

sort

  • 「リスト.sort()」
    • 小さい順に並べ替えます。
  • 「リスト.sort(reverse=True)」
    • 大きいものから順に並べる
  • 大小比較できない物はソート不可能
    • 数字と文字の混合などはムリ
    • 「TypeError」になる

revers

  • 「リスト.reverse()」と書く
  • リストの中身を逆順にする
  • 数の大小は関係なし

その他

count(出現回数)

  • 「リスト.count(要素)」と書く
  • 要素の数を返す
  • ない要素は0になる

copy

  • 「リスト.copy()」と書く
  • 浅いコピーを返す(2個目の例)

copyメソッドを使った場合(1つ目の例)と代入した場合(2つ目の例)ではappendメソッドで要素を追加したときの結果が異なります。

1つ目はnewだけに要素が追加されていますが、2つ目は両方ともに要素が追加されています。

これは「参照」を理解する必要があるので、別の記事でまとめたいと思います。

index

  • 「リスト.index(要素)」
    • 最初の要素のインデックスを返す
  • 「リスト.index(要素,スタート ,ストップ)」
    • スタートからストップの間で最初に出てくる要素のインデックスを返す
    • スタートのみ指定することもできる
  • 要素がないと「ValueError」になる

まとめ

今回は11個のメソッドをまとめました。

分量は多いですが必要な時に見に来てもらえれば幸いです。

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