【Python】openpyxlでExcelファイルを新規作成＆保存する方法

2020年12月2日
2021年7月6日
Python
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過去記事ではPythonでExcelファイルを編集・操作する方法を紹介していきましたが、今回はファイルそのものを新規作成する方法を紹介していきます。

コード自体は単純ですが、どのオブジェクトを扱っているのかを考えながら進めていくと理解が深まるのでオススメです。

1 新規作成する手順
2 コードの書き方
3 まとめ

新規作成する手順

ワークブックオブジェクトを作る
シートオブジェクトのタイトルを変更する
- 変更しない場合は「Sheet」となります。
保存先とファイル名を指定して保存

Excelファイルを扱うのでもちろん「openpyxl」モジュールをインポートする必要があります。

次に、ワークブックやワークシートオブジェクトを作成してから保存するという順番です。まずは、オブジェクトを先に作ってしまうところがポイントです。

オブジェクトとはデータの種類・性質とそのデータに対してできる処理をまとめて指す言葉です。数値データは四則計算できますが、文字データはできないですよね。このようにデータを正確に区別する必要があります。

コードの書き方

ファイルを新規作成するだけ

import openpyxl

#ワークブックオブジェクトを作成
wb = openpyxl.Workbook()

#保存
path = r"C:\Documents\sample.xlsx"
wb.save(path)

import openpyxl

#ワークブックオブジェクトを作成

wb = openpyxl.Workbook()

#保存

path = r"C:\Documents\sample.xlsx"

wb.save(path)

プログラム上ではワークブックオブジェクトを作っただけですが、ファイルを確認すると以下のように「Sheet」というワークシートもできています。

シートの名前を変えたいときは以下のように書きます。

シートの名前を変える

import openpyxl

#ワークブックオブジェクトを作成
wb = openpyxl.Workbook()

#アクティブなワークシートを取得
ws = wb.active

#ワークシートのタイトルを変更
ws.title = 'test1'

#保存
path = r"C:\Documents\sample.xlsx"
wb.save(path)

import openpyxl

#ワークブックオブジェクトを作成

wb = openpyxl.Workbook()

#アクティブなワークシートを取得

ws = wb.active

#ワークシートのタイトルを変更

ws.title = 'test1'

#保存

path = r"C:\Documents\sample.xlsx"

wb.save(path)

このようにワークシートオブジェクトのtitle属性を変更すれば完了です。

active属性はワークブックで現在開かれているワークシートを返します。今回のように新規作成する場合は、一つのワークシートしかないのでこの方法でシートを取得しています。

その他のもワークシートを取得する方法は以下にまとめています。

【Python】openpyxlでExcelを読み込む方法【ワークブックからシートの指定まで】

PythonでExcel操作をするときには必ずファイル（ワークブック）の読み込みからシートの指定をする必要があります。今回はそんな基本的な部分のコードの書き方を3ステップで紹介していきます。 1：openpyxlモジュールの[…]

もし、複数のワークシートを作成してそのタイトルを連番にしたい場合（例えば「test1～test5」など）は次のようにfor文と組み合わせるとできます。

シートを複数作成する

import openpyxl

#ワークブックオブジェクトを作成
wb = openpyxl.Workbook()

#先頭のシートの名前を変更
ws = wb.active
ws.title = 'test1'

#test2～5を作成
for i in range(2 ,6):
    wb.create_sheet(title='test{}'.format(i))

#保存
path = r"C:\Documents\sample.xlsx"
wb.save(path)