Pythonで文字列から空白やスペースを削除したいときに使うのが「stripメソッド」です。逆に、挿入したいときに使うのが「rjustメソッド」や「ljust」メソッドになります。
今回はこれらのメソッドの使い方を紹介していきます。参考になれば幸いです。
空白を挿入(左右中央揃え)
- rjustメソッド:右揃え
- 左に空白を挿入しているように見える
- ljustメソッド:左揃え
- 右に空白を挿入しているように見える
- centerメソッド:中央揃え
- 左右に空白を挿入しているように見える
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>>> sample = 'Python' #右揃え >>> sample.rjust(10) ' Python' #左揃え >>> sample.ljust(10) 'Python ' #中央揃え >>> sample.center(10) ' Python ' |
メソッドの引数に「10」を渡していますが、この文字数の中で左右、中央揃えが行われます。
「Python」は6文字なので4文字分の空白が挿入されて全部で10文字として出力されます。
また、以下のように指定した文字を挿入することも可能です。
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>>> sample = 'Python' >>> sample.rjust(10, '@') '@@@@Python' >>> sample.ljust(10, '@') 'Python@@@@' >>> sample.center(10, '@') '@@Python@@' |
これらのメソッドとは、文字数以下の値を引数に渡してもエラーにはなりません。なにも変更されないまま出力されます。
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>> sample = 'Python' >>> sample.rjust(2) 'Python' >>> sample.ljust(0) 'Python' >>> sample.center(-5) 'Python' |
空白を削除
- rstripメソッド:右の空白を削除
- lstripメソッド:左の空白を削除
- stripメソッド:前後の空白を削除
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>>> sample = ' Hello World ' #左右の空白削除 >>> sample.strip() 'Hello World' #右の空白削除 >>> sample.rstrip() ' Hello World' #左の空白削除 >>> sample.lstrip() 'Hello World ' |
指定した文字を削除することができます。ただし、上の空白を削除するときと同様に中央の文字は削除されません。あくまでも両サイドの文字だけです。
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>>> sample = '@$@$Hello@$World@$@$' #左右の文字を削除 >>> sample.strip('@$') 'Hello@$World' #右の文字を削除 >>> sample.rstrip('@$') '@$@$Hello@$World' #左の文字を削除 >>> sample.lstrip('@$') 'Hello@$World@$@$' |
まとめ
文字列から空白やスぺ―スを削除したり、逆に挿入したりするメソッドを紹介しました。
文字列にはほかにもたくさんのメソッドがあるので、使いこなせると便利です。
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