Pythonの文字列の基本的なところから解説しています。クォートの正しい使い方や改行や連結の方法などを理解しておきましょう。
文字列とは?
文字列はアルファベットや日本語などのことです。読んで字のごとくですね(笑)見ても分かりますが数値とは区別されます。
あたりまえのように感じますが、オブジェクトやデータ型を理解しようとすると意外とこの意識が重要です。
- 文字列とはstr型のオブジェクトです。
- 四則計算はできない
- 整数はint型のオブジェクトです。
- 四則計算ができる
- オブジェクトとはデータの種類と性質の両方を指す言葉
文字列の書き方
- ダブルクォート(”)かシングルクォート(’)で挟む
- クォートも文字列として出力したいときはクォートの種類を変える
- 「’」を出力するなら「”」で挟む
- 「”」を出力するなら「’」で挟む
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#クォートで挟む moji1 = 'pne and book' print(moji1) #出力結果 pne and book #クォートの種類を変える moji2 = "Tom's pen" print(moji2) #出力結果 Tom's pen |
文字列を表すときはクォートを使います。ダブルでもシングルでも構いませんが、2つ目のようにシングルクォートを出力したいときは注意が必要です。
出力したいクォートと挟むクォートの種類を変えましょう。ダブルクォートを出力したいときは以下のようになります。
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moji3 = '「"」これがダブル' print(moji3) #出力結果 「"」これがダブル |
また、エスケープ文字を使えばクォートの種類に悩まされず出力することができます。
エスケープ文字に関しては下の記事でまとめています。
Pythonで文字列を扱うときには細かいルールがたくさんあります。今回はraw列やエスケープ文字の解説をしていきますが、その前にそのルールを確認しておきましょう。 文字列のルール クォートで挟んで表す。シングルクォート(’)で[…]
改行する方法
print関数で文字列を出力するときに改行する方法が2つあります。
- 「\n」または「¥n」を使う
- Windowsなら「\」が「¥」になります。
- Macなら「\」のまま
- 3連クォートを使う
- 複数行文字列をかける
- インデントや改行もそのまま出力される
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print('これが1行目\nこれが2行目') #出力結果 これが1行目 これが2行目 print('こんにちは\n今日は\nいい天気?') #出力結果 こんにちは 今日は いい天気? |
3連クォートを使うと入力した改行やインデントをそのまま出力できます。クォートの種類はダブルでもシングルでもどちらでも構いません。ただし、統一してください。
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print('''3つのクォートを使うと インデックスや 改行をそのまま 文字列を出力する''') #出力結果 3つのクォートを使うと インデックスや 改行をそのまま 文字列を出力する |
連結する方法
上の「文字列とは?」で文字列の四則計算はできないと書きましたが、和と積はできます。正確には以下の通りです。
- 「文字列+文字列」で連結できる
- 「文字列*自然数」で自然数の数だけ繰り返す
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print('apple' + '100') #出力結果 apple100 print('apple' * 3) #出力結果 appleappleapple |
まとめ
- 文字列はstr型のオブジェクト
- クォートで挟んで表す
- 改行には「\n」か3連クォート
- 文字列の連結ができる
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