こんにちは、今回の内容は統計検定2級の合格体験記です。
- 1か月間の勉強で何をやったのか
- 何のテキストを使ったのか
- どのようなスケジュールで進めたのか
などを公開していきたいと思います。
今後、統計検定の受験を考えているのであれば参考にしてみてください。
統計検定2級を勉強する前のレベル
まずは、統計検定の勉強を始める前の私のレベルです。
以下の状態から始めて1か月かかりました。
初期のレベルによって勉強に必要な期間が変わります。
- 高校数学は問題なく解けるレベル
- 微積分、シグマ記号も問題なし
- 確率変数はいまいち
- 統計の知識ゼロ
今の高校生は数学Bで確率・統計の内容を学習するみたいですが、古い学習過程で育ったのでその知識はありませんでした。(´;ω;`)
統計の知識が無くても高校数学の基本的な計算や記号の知識があれば問題ありません。
統計検定2級までのスケジュール
勉強期間
期間:2020年12月中旬~2021年1月中旬
受験日:2021年1月19日
期間に関してはざっくりとこんな感じです。
お正月を挟んだので誘惑に負けて4日間ほどサボってしまいました。(笑)
ですが、1か月でノート3冊分は勉強できたので十分かと思います。
受験はCBTというネット受験でした。受験方法に関しては以下の記事まとめています。
最近はデータ分析や機械学習エンジニアに需要がある統計検定ですが受験を考えている人も多いのではないのでしょうか? そこで今回は統計検定の受験方法の一つであるCBT方式試験についてみていきたいと思います。 試験の申込方法がわからな[…]
勉強のスケジュール
統計の知識は全くなかった私ですが、
勉強方法に関しては持論があったのでそれをもとに進めていきました。
その持論とは、
- テキスト選びにこだわりすぎない
- たくさんのテキストに手を出さない
- 遡行学習
- 解説を読んでわかるところまでさかのぼる
- 学習:演習=3:7で行う
- 分かったら即演習を行う
シンプルですがなかなか効果的でした。
使ったテキストは後で紹介します。まずは大まかかなスケジュールです。
0~1週間 データの分析
データ分析の知識を確認するためにセンター数学IAの過去問を解く。
「データの分析」の単元だけ解きました。
ここで、期待値や分散、相関係数などを確認します。
2~3週間 確率・統計
次に統計の知識を詰め込む必要があったのでテキストを読み込みました。
ここから本格的に確率変数や確率分布が入ってきます。
「分からない」と感じたところはテキストよりも簡単なwebサイトを読んだり演習を繰り返すだけです。(サイトは下で紹介しています)
3~4週間 過去問あるのみ
過去問を2周するだけ。
8割以上を目標に解いていましたが、1周目で超えられるものは少なかった記憶があります。
この時期に電卓の使い方も合わせて練習していました。
今まで知らなかった便利な機能があったので下の記事にまとめています。
電卓を選ぶときの基準も紹介しています。
統計検定の受験に電卓が必要になったけど、準備すべきタイミングや選ぶときの基準が分からないという方は多いのではないでしょうか? 簡単な計算をするときはスマホを使ってパパっとできてしまうので電卓に詳しくない方がほとんどだと思います。私も[…]
統計検定2級の勉強方法
Webサイトで統計の基礎固め
統計の知識がないので基本を固める必要があったので「統計WEB」を使って基本的な知識や計算方法を確認しました。
このサイトは理論より計算方法重視です。
どうやって計算したら求められるのかを演習問題で確認することができます。
演習問題は量も多いので解きごたえはバッチリです。
私は確率・統計関連の演習問題をするのに丸1日かかりました。
統計検定2級のテキスト
使ったのは公式テキストと過去問のみです。
どのページに何が書いてあるかわかるまで読み込みました。
公式テキストは「わかりにくい」との評判が多いですが、個人的にはそう思いませんでした。
決して「分かりやすい」わけではないですが、普通の理学書だと思います。
高校数学の基本計算やシグマ記号などの扱いに慣れていない人は難しく感じるかもしれません。
このテキストにも練習問題はついていますが、解説がほとんどありません。
必要であれば公式HPから確認できます。
詳しく書かれている部分もあるのであった方が便利ですね。
このテキストは解説が丁寧なのでとても便利です。
計算問題の場合は途中式も書いてくれているので助かります。
私が使ったのは2017~2019年ですが、2016年以降の過去問も発売されています。
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統計検定2級で難しかった単元
- 確率変数と確率分布の理解
- 検定・推定の具体的な計算方法
確率変数・確率分布
ココを避けて通ることはできないくらい重要なものです。
何となくではなく確率変数の定義を実感する必要があります。
確率変数:変数Xのとる値が確率的に決まっているとき、Xを確率変数という。
これを理解できるように演習あるのみ!
検定・推定の計算方法
公式テキストで分かりにくかったのはココかもしれません。
理論は書かれていますが具体的な計算方法が分からなかったんですよね。
なので、あとで紹介するYouTubeで講義動画を見て学習しました。
分かってからテキストを読むとスッキリ書かれているので、繰り返し確認に役立ちました。
YouTubeのオススメ講義動画
検定や推定でお勧めなのが、有名な「ヨビノリ」さんです。
この動画の内容はすべてノートにとりました。
分かりやすい解説とたまに言う冗談(滑り芸?)が面白いので退屈せずにみられます。
確率・統計を易しく学びたい人向けの本も出版されているみたいですね。
統計の勉強をしていてわからないことだらけだったのですが、ヨビノリのたくみさんが動画の中での一言で一気にモヤモヤが晴れて救われたので、そのありがたい言葉を紹介します。
確率分布が分かっている確率変数で表さないと
検定とか推定とかできない。
この言葉があったから合格できたといっても過言ではないでしょう。
もし、勉強に行き詰っている人がいれば動画でこの言葉を探してみてください。また、この言葉を実感できるまで演習してみましょう。
受験してみた感想
今回は短い期間での受験ということもあり正直焦っていました。
テストを受けているときも「落ちるんじゃないか」というネガティブな感情があふれてきましたが、何とか合格することができました。
一番はCBTという受験の方法に戸惑ったことが原因かもしれませんが、いい経験になったと思います。
CBT方式に関しての詳しい内容は下の別記事にまとめています。
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統計検定が難しいと感じたら
- Udemy
で動画を使って学習する - 統計検定3級から始める
Udemyで学習する
Udemy
テキストだけの独学では難しいと感じる人や、動画を見た方が勉強しやすい人に向いています。
有名なところだとTwitterで統計関連の情報を発信されているtotaさんの講座があります。
私が受験した後に始まった講座だったのですが、ダウンロードできる資料があり復習として見させていただきました。
注意:動画の内容は検定の合格を保証するものではありません。
Udemyでは各分野のプロがつくった動画の講座を見ることができます。
統計検定3級から始める
統計検定2級の内容は大学数学程度なので難しいと感じる人も多いはずです。
高い目標に挑戦することでモチベーションが保てるタイプなたOKですが、
くじけそうになるなら、統計検定3級からの受験を検討しましょう。
2級の勉強は無駄にはなりませんし、小さい目標をクリアしていく方がやる気が出ます。
独学でのポイントや動画講座は以下の記事にまとめています。
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まとめ
いかがでしたか、今回は統計検定2級の合格体験記を書いてみました。
あくまでも個人の体験なので参考程度にご覧ください。
1週間で合格できたとしても、半年かかって合格できたとしても、統計の勉強はまだまだ続いていくので無理に焦らない方が楽しみながら勉強できると思います。
勉強方法や受験に迷っている人の参考に慣れば幸いです。
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