ここ最近で大人向けの数学関連の書籍が増えてきていますね。
数学ブーム到来!かもしれません。
数学の中でも大人が学ぶのに最適なのは確率・統計と言われています。
実生活に関連図けて考えることができるので身に着ければ視野が広がること間違いなしです。
特に機械学習の分野では統計学の知識を必要とされることがあり、
AIエンジニアで統計検定を受験しようと考えている人も多いのではないでしょうか?
そこで、今回はそんな統計検定の入門でもある2級合格のたのテキストを紹介していきます。
統計検定2級ってどんな資格?
資格の難易度
統計検定のホームページより
統計検定2級は、(略)大学基礎科目レベルの統計学の知識の習得度と活用のための理解度を問うために実施される検定です。
統計検定2級
と書かれているので、高校数学の知識は当たり前のように問われるということですね。
もちろん確率・統計と言われるくらいですから高校数学の場合の数・確率は当然として、数学が苦手ならΣ(シグマ)記号の使い方や微分積分の知識も必要です。
さらに詳しく「どういった内容を復習すべきか」に関しては別記事で近日公開します。
独学で合格は可能?
独学で合格することは可能です。
私も1か月ほど勉強して合格しました。
中には1週間だけ勉強して合格したなんて猛者もいるみたいです。
独学で大事なことはスケジュール管理です。
自分のレベルを把握して、知識の習得と演習をセットで進められるかがポイントです。
私の場合7:3で演習をたくさん行いました。
以下に過去問のテキストも紹介しているので最低でも2周は行いたいところです。
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ゼロから復習したい人向けの本
高校数学で数学の内容を忘れてしまったり、不安がある人向けの参考書を紹介していきます。
統計検定では場合の数・確率・微分・積分・Σ(シグマ)記号を使います。
これらの単元に不安があるのならまずは高校の数学から見直しましょう。
面白いほどわかるシリーズ
- 場合の数・確率・データの分析の基礎を学べる
- 初学者向けの丁寧な解説が好評
難易度の高いテキストでは飛ばされるところもわかりやすく解説してくれています。
場合の数や確率は苦手な人も多い単元なので最初こそ丁寧に学習していきたいですね。
大学入試 苦手対策
- 初歩から勉強したい人向け
- 穴埋め形式から始められる
問題集となっていますが解説もきちんと載っています。
ネットでの評価も高いので基礎固めにはちょうどいいテキストです。
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チャート式
これは参考書の中でも有名ですね。2級の受験には必要ない単元も含まれています。
統計検定だけの勉強ではなく高校数学全体をやり直す人向けです。
- 高校数学を最初からやり直したい人向け
- 公式や用語の辞書としても使える
チャート式は本の色でLevel分けされています。
数学が得意なら青チャート、苦手なら黄チャートで対応できます。
引用元:数研出版 レベル表
参考書や問題集は書店で中身を見てから選ぶことをおススメします。
- 説明が多いのか問題が多いのか
- 問題はレベル別になっているか
- 公式だけかその証明まで載っているか
- 見やすいレイアウトになっているか
などを確認して「これなら最後まで頑張れる」と思える本の方がモチベーションは上がりますね。
基本的な数学の内容で苦戦する場合は、一度3級を受験してから2級に挑戦することも視野に入れておくと、段階的に挑戦できて安心です。
数学が得意な人向けの本
高校数学(特に場合の数、確率)の内容は忘れていないとう人や理系出身の人向けの参考書を紹介していきます。
教科書だけでは足りない 大学入試攻略 確率分布と統計的な推測
- 高校数学の範囲で確率・統計の基礎を学習できる
- 共通テスト対策向けなので統計検定の問題とはことは異なるので注意
このテキストは完全に共通テスト対策向けですが確率分布や統計的推定などの基本を勉強するのには最適です。
丁寧に解説してくれていますし、演習問題もたくさんあります。
ただし、共通テスト対策なので必ず統計検定の過去問には触れておきましょう。
完全独習 統計学入門
統計学の入門書として有名な本です。
amazonや楽天の評価レビューも4以上と非常に高いのでオススメです。
高校の数学は得意だけど統計学には触れたことがないという人にはうってつけですね。
練習問題もあるので確認しながら進めることができます。
統計学入門
このテキストは有名ですが2級の学習にしてはハードかもしれません。
大学の数学科で使われるくらいのテキストですからね。
もし今後も統計学の道に進むのであれば持っていても損はないでしょう。
公式テキストはわかりにくい?
公式テキスト
通販サイトの口コミを見る限り
初学者にはオススメしない
口コミ
という書き込みが目立ちます。
おそらく高校数学で習う計算や記号を当たり前のように使っているので、初心者には難しく感じたかもしれません。
日本語の文章の書き方に分かりにくいところがあるのは事実です。
分かりにくい表現だなと感じるところが数か所ありました。
大学などで理学書を読んだことがあれば「理学書=難しい」という意識があるので、分からないところが出てきても自分で行間を埋めながら読み進めるということができるかもしれませんが、文系学部出身だと慣れないかもしれないですね。
余談ですが、数学系の理学書ともなると1冊読むのに150~200時間かけることがあるみたいです。
つまり、単なる読書ではないということですね。
個人的にこの公式テキストにはお世話になりました。
各章の最後に4,5個ほど練習問題がついているので確認ができてよかったです。
公式テキストの内容やレビューは別記事で公開したいと思います。
公式問題集
これは使っておいた方がいい1冊です。
解説も丁寧に書かれているので読み込むとさらに勉強になります。
問題集とされていますが、中身は過去問なので問題の出題傾向をつかむことにも役立ちます。
統計検定の問題は図や表が多い中での90分という時間との戦いにもなるので、
繰り返し練習して慣れておく必要があります。
電子書籍もあるよ
AmazonのKindle Unlimitedの会員であれば月額980円で読み放題です。
統計検定関連の書籍や高校数学のテキストや問題集も利用し放題になるものもあるので、1か月だけでも集中して勉強するのであれば本を買うよりお得ですね。
「統計検定合格のツボ」や模擬試験問題集1、模擬試験問題集2、模擬試験問題集3なんかも読み放題の対象になっているので980円の価値はあると思います。
Kindle Unlimitで統計検定2級のテキストを探すから
全ての本が読み放題にはなりません。kindle Unlimited対象は限定されています。また、読み放題の本は10冊まで選ぶことができます。すでに10冊選んでいる状態で新たに追加したい場合はどれかと交換する必要があります。ただ、統計の勉強に限ると10冊もあれば十分です。
2022年2月現在は上限が20冊までに増えています。
まとめ
今回は統計検定2級で使える参考書や問題集を紹介していきました。
合格のためには長い人で半年ほどかかるそうです。
仕事をしながらだと時間とることが難しいかもしれません。
ですが、たくさんの問題集に手を出すのではなく1冊を完璧にする方針で効率よく学習していくと理解度が格段に上がるでしょう。
今回紹介した本が役に立てば幸いです。
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